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大腿四頭筋は鍛えない方が良い

健康番組で取り上げられることも多い、膝を伸ばす筋肉である大腿四頭筋は、リハビリでも必ずと言って良いほど鍛える指導がされています。しかし、実際ここを鍛えても良くなりません。

膝が伸びない人はとても多いですし、実際大腿四頭筋が筋力低下を起こしている人も多いです。しかし、大腿四頭筋が弱くないのに膝を伸ばせない人もいますし、膝がちゃんと伸ばせないのに膝に一切トラブルがない人もいます。

そして、膝に問題を抱える人に大腿四頭筋を一切鍛えずに問題を解決できるのは私達にとっては当たり前になっています。

参照

女性高齢者の膝関節痛と大腿四頭筋筋力との関連

変形性膝関節症の大腿四頭筋訓練方法

目次

大腿四頭筋は重要?

大腿四頭筋(内側広筋)の図

大腿四頭筋(膝を伸ばす筋肉)は、とても重要な筋肉です。しかし、こと膝の痛みを取ると言うことに関しては、ここを鍛える必要は全くありません。
膝に痛みを持っている人でこの筋肉が弱っている人は多いです。実際筋肉が萎縮(痩せている)人もいます。しかし、そういった人に大腿四頭筋を鍛えさせてもなかなか力がつかなかったり、逆に状態をひどくしてしまうことがあります。
実際、大腿四頭筋の中でも内側広筋という、内側にあって膝の最後のひと伸ばしをする筋肉が痩せてしまっている人がいます。こういう人には先に鍛えるべき筋肉があります。

では、どこを先に鍛えるべきなのか?

内転筋群の図

純粋に膝が伸ばせない、大腿四頭筋が痩せている、という場合、ほとんどが内転筋群を先に鍛える必要があります。しかし、この内転筋は一般的には膝と股関節を曲げた状態でのトレーニングが主流です。しかし、本当に効果的に鍛えるためには、股関節を伸ばした状態で、しかも内旋した状態(お皿が内側に向く状態)で行うべきです。このやり方をすると、大腿四頭筋を単独で鍛えるよりも膝が伸びるようになります。しかもその場でです。

ただ、座って膝を伸ばすとまっすぐ伸ばせるのに、立つと膝がどうしても伸ばせない人がいます。この人は内転筋群ではなく、膝を曲げるハムストリングス、しかも内側のみを選択的に働かせてあげると膝が伸ばせるようになります。というのも、このタイプの人は膝を伸ばす力はあるのに、股関節を伸ばす力が弱く、もっと言うと足首を固定する筋肉も弱いため、股関節が曲がってしまうために膝と足首で転倒しないように調整しないといけないのです。

これらを適切に鍛えれば、大腿四頭筋は特別鍛えなくても自然に力がついてきます。よって、リハビリで大腿四頭筋を鍛えるのは時間の無駄、あるいは順番を間違えた逆効果になるわけです。

さらに、高齢者における危険性を指摘した動画もありますので、そちらもご覧ください。

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