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自粛生活をいかがお過ごしですか?

私の住む大阪では、東京都同時に緊急事態宣言が出された地であり、人出は減り、自粛している店も多くあります。

当塾は通常通り営業していますが、おひとりのみコロナ対策を理由にお休みとなっています。

現在TVでは、ニューヨーク州の新型コロナウイルスの抗体検査で270万人が感染していたと考えられる、と報じています。日本でも実際の感染者数は相当数にのぼると思われますが、そうでなければ集団免疫が獲得されるまでは相当の長期間になってしまいますので、良いのかもしれません。

今、多くの正しさがぶつかり合う時になっています。

何が正しいのか?

それは人によっても違いますし、集団や地域、国という視点になるとまた変わってきます。

特に集団(以上)になると、正しさよりも強いものの意見や多数決といった基準により進む方向が変わります。この場合、個人の自由どころか権利そのものも制限されてしまう可能性があります。

そもそも、正しいって一体何なのでしょう?

 

目次

正しさの定義

正しさが何か、というのは辞書を見ても抽象的ではっきりしません。
このところの新型コロナウイルス報道では、
「命を守るために」
というフレーズがよく使われるので、「より多くの命を救うことができる」ことが正しいと仮に定義してみましょう。

命を守る行動とは何か

新型コロナウイルスに感染しないようにする、というのは感染による死亡者を出さない、という意味では当然正しいですね。しかし、それは短期間の話で、この自粛生活が長期間になるとどうなるのか、を考えると、それは話が変わってきます。
このところの日本の新規感染者は300人そこそこです。現状で医療崩壊が既に始まっているという報道がされていますので、これ以上感染者を増やすことはできない、というのもわかりますが、集団免疫が獲得されるまではこの自粛生活が終わらない、ということを考えると、この数字だけから考えると、集団免疫が獲得されるために人口の7割が免疫を持つ必要がある、というデータで計算すると、ざっくり1億3千万x0.7÷300で303333日、831年以上かかることになります。こうなるとこの生活をそれだけ長く続けることができないのは明白ですね。

ワクチンができれば

ワクチンと治療薬が自粛生活を終わらせるには必要と思われるでしょう。しかし、ノーベル賞受賞者の本庶佑先生も言われていましたが、コロナウイルスはインフルエンザウイルス同様、ワクチンをつくるのが難しいウイルスです。ここでの意味合いは「発症しないためのワクチン」という意味だと思いますが、ウイルスが変異しやすいがゆえにつくったワクチンはすでに効かないかもしれないわけです。また、危険性の問題もあるため、そのための臨床試験(いわゆる治験ですね)をしっかりと行ってからでてくるとなると相当時間はかかります。
その他、効果が有ると言われている治療薬もいくつか上がっていますが、同様に治験と実際の治療を並行していくとなると、幾つものハードルが有るでしょう。その辺りはいずれ医師や薬剤師が説明してくれることを期待しますが、持病が有る人には副作用のリスクが大きくて使えないとか、それ以外の方は使わなくても自然治癒する確率が高いので、リスクを十分に理解した上で使う人がどれくらいいるのか、というのもあるでしょう。
この場合、医師が薬を治療するガイドラインと、自分が確率と苦しさなどを評価しつつ、自分の命を守る方法を選択することになります。
また、社会的にはこれらで十分に命を守ることができるという確証が出てから自粛が解除になるのがここで言う正しさになりそうですが、見切り発車を行えば間違いになるかもしれません。

期間と確率を考えると

しかし、問題を感染による死亡者の方にだけ着目してしまうと、大きな間違いを犯す可能性があります。
単純に経済という問題とだけ比較したとしても、この生活が2ヶ月続くだけで生活が立ちゆかなくなる人も相当数いるでしょう。先ほどの計算から考えても、そんなに短期間に終息するとは考えられません。とすると、自殺、餓死、さまざまな犯罪による死亡者が出てくることも考えられます。
正しさを判断する期間を広げると、何が正しいかは「より多くの命を守る」という定義で見ても、変わってきます。しかし、その正しさを現時点で正確に推測するには新型コロナウイルスの実態がまだまだつかめていないため非常に難しいのも事実です。

新型コロナウイルスは怖いのか?

新型コロナウイルスの怖いところは、潜伏期間が長く、その間に感染させる力があると思われること、急速に悪化して死に至る例があること、発病すると完治するまでに1ヶ月以上かかるような例があることなどが今までの報告から考えられます。
感染対策をインフルエンザに準じたとしても、出勤停止や隔離されるべき期間が長くなることは有るでしょう。
しかし、先に述べたように潜在的な既感染者が遙かに存在しているとなると、集団免疫が獲得されるまでの期間は著しく短くなりますし、発病率、死亡率は一桁は低くなるでしょう。

そうなると、今後社会の合意が一気に変わるかもしれません。
社会の合意は「私」の正しさ(命を守ること)とは無関係になされます。
感染が怖いと言っていても、社会が持ちこたえられなくなったり、ある程度対処できるようになったから自粛解除、となるかもしれませんし、もう今日食べるものがない、となっても自粛解除のメドさえ立っていないかもしれません。
また、感染ばかりを恐れて自粛していたら、生活習慣病になるかもしれませんし、足腰が弱ってしまうかもしれません。座ってばかりでエコノミー症候群でぽっくり、なんてことになるかもしれませんし、地震や大雨で避難所生活で三密、なんてことになるかもしれません。

さまざまな状況を想定しておくこと、そして今自分にできることを行うのはとても重要です。

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