090-1961-5372

ブログBlog

Blog

090-1961-5372

営業時間

平日9:00~21:00
土日祝9:00~20:00

定休日

不定休

Home > ブログ > 50肩 困った時の 棘下筋

ブログ

50肩 困った時の 棘下筋

50肩は、なかなか治らない疾患のひとつです。

病院に1年通って全く良くならなかったのに、行くのを止めたら1ヶ月で良くなった、という声を街中で聞いたことさえあります。というのも、症状は一見同じように見えても、痛んでいる部位は多種多様であり、一般に行われている診断法や評価法では原因を特定できないからです。

しかし、最近は棘下筋に対するアプローチをよく耳にします。この筋肉は硬くなっていることが多く、また、緩めると痛みや動きの改善が見られやすいので、私も整形外科クリニックに勤めていた時はよく使っていました。

しかし、この方法は症状が戻りやすいのと、強さを間違えて逆に棘下筋を痛めてしまい易いということがあります。

その割に、分かりやすいポイントでもあり、手っ取り早いアプローチ法なので、細かいことを知らなくても「困ったらここをやれば良い」ということを教えるセミナーさえあるようです。

先日、Facebookの治療家グループで同じような書き込みがあったので、

「この方法は症状が戻りやすいですよね」

と書いた後、そのグループからの通知が全く来なくなり、しばらくして覗きに行ったら

「それはアプローチの仕方が間違っています」

のような返事がありました。

まあ、そうなのかもしれません。

しかし、一切そこにアプローチしなくても良くなるんで、自分はそうしていると書き込んだら、

グループから追い出されることなく、閲覧禁止にされていたようです(爆)。

踏んではいけない地雷を踏んだようですね(笑)。何か知られたくないものがあるのでしょう。

この処分だと、グループの人数を減らさずに、自分に都合の悪い人間を排除できます。グループの人数はある意味「箔」なので、減らすのは嫌だったのでしょう。

まあ、それはどうでもいいのですが、棘下筋が硬くなるのも、緩めても戻ってしまうのも、本当は別に原因があるからなのです。

とはいえ、棘下筋を緩めることに意味がないとは言いません。いくら通っても全然良くならないよりは、一時的にでも改善できれば結構違いますし、それだけで戻りもなく済む場合もあるでしょう。

問題なのは、病院で治すのに苦労している症状を、「とりあえずやってみる」レベルで改善できるけれども、逆に悪くしてしまう方法を、あたかも特効薬のように扱うことです。こういうセミナーもには気を付けましょう。

目次

棘下筋が硬くなる原因は何か?

これについてはいくつも考えられることはありますが、棘下筋に触らずに棘下筋を緩めることができれば、それが原因であると考えられます。
私達は菱形筋や上腕三頭筋の長頭を鍛えることでこれを行います。
ただ、この方法は一般に行われている運動とは異なります。
そして、緩めると言っても、ユルユルになるまで緩めるわけではありません。ユルユルかどうかはあまり気にしません。棘下筋が硬くなることで出ている肩の痛みが和らげば、それでよしです。
ここで鍛えて強くなった筋力は一時的なものなので、1度で完治は初期のもの以外は難しいですが、この状態で普通に生活するだけで、他の筋肉も使えるようになるので改善してきます。
この筋肉は通常の生活やトレーニングでは鍛えることが困難です。また、棘下筋を緩めて症状を改善してもまず強くなりません。

これらの筋肉がなぜ弱くなるのか、それ以前に、通常の生活で強化できないのであれば、発達段階でなぜこれらの筋肉が強くなってくるのか、この辺りは今後の研究課題ですが、現状では筋肉を緩めるだけよりも、関節を安定させる12個+αの筋肉のバランスを鍛える方が改善が安定します。

シェアするShare

ブログ一覧